スクラム開発を取り入れてみたお話

こんにちは、YOUTRUSTでWebエンジニアとして働いているジョニー(YOUTRUST/Twitter)です。

今回のテーマ

前回のブログで軽く触れたのですが、弊社のWebエンジニアチームではスクラム開発を採用しています。 tech.youtrust.co.jp

これまでは週一回のスプリントで開発していこうぐらいの感覚で簡単なスクラム開発を取り入れていたのですが、最近チームメンバーが増えたこともあり本格的にスクラム開発をチームに取り入れ始めました。

今回はどのようにスクラム開発を取り入れているのかと、スクラム開発を取り入れた結果感じたメリットとデメリットをお話しできればと思います。

イベント

まず初めに弊社で取り入れているイベントの一覧を簡単に上げていこうと思います。 公式のスクラムイベントにはない弊社独自のイベントも一部あるのでご留意ください。

Dailyイベント

朝会

朝会は毎朝行っているイベントで、プロダクトに関する進捗報告や相談事項などを話し合う場です。 WebエンジニアだけでなくアプリエンジニアやPdMなどプロダクト開発に関わるメンバーが参加しています。 YOUTRUSTの開発はWebだけでなくアプリも連携して行うことが多いので、そういった情報共有を行っています。

時間は15分程度です。

デイリースクラム

毎日夕方に行っているイベントで、Webエンジニア内での進捗共有を行う場です。 進捗が滞っているタスクがある場合にチーム内でサポートできるようにしたり、実装レベルでの相談事項を話し合ったりしています。

時間は15 ~ 30分程度です。

相互レビュータイム

毎日夕方に行っているイベントで、Webエンジニア間でレビューを行う場です。 相談したいPRがあればピックアップして、画面共有をしながらチームでレビューを行っています。 レビューが滞るとリリース速度にも影響が出るので明示的にレビューをする時間を取るようにしています。

時間は5 ~ 30分程度です。 特に相談したいPRがない場合や、すでにレビューが終わっている場合はサクッと終わります。

また、イベントではないのですが、これとは別で毎朝レビューをしてからタスクに取り掛かりましょうというルールを設けていたりします。

Weeklyイベント

スプリントレトロスペクティブ

そのスプリントにあったことを振り返る場です。KPTというフレームワークを使用しています。 Try項目に関してはネクストアクションを定めてメンバーをアサインすることで実行がされることを心がけています。

時間は30分程度です。

リリース確認

スクラム開発で言うところのスプリントレビューのようなもので、そのスプリントでリリースがあった内容をチーム内で共有しています。

時間は15分程度です。

スプリントプランニング

スプリントで行うタスクの共有をPdMから受ける場です。 タスクの詳細を各メンバーが把握した状態でプランニングポーカーをして見積もりをしています。

時間はPdMからの共有が30 ~ 45分程度で、エンジニアでのプランニングポーカーが1 ~ 1.5時間程度です。

見積もり共有会

プランニングポーカーはかなりざっくりの見積もりになってしまうので、プランニングポーカーをして見積もったタスクを個人にアサインしたら各個人でそのタスクの見積もりが適切であったかを簡単に調査するようにしています。

見積もり共有会はこの調査の結果を共有する会です。

別途リファクタリングが必要とか、思ったよりも時間がかかりそうなどの共有をしています。 共有結果によってはスプリントに入れるタスクを削ったりなど柔軟に対応しています。

時間は15 ~ 30分程度です。 見積もり通りに進みそうと言うことであればサクッと終わります。

スクラム開発を取り入れてみての感想

メリット・デメリットは以下の通りです。

メリット

  • チームメンバー全員がそれぞれのタスクの内容を理解している状態になるので、タスクのサポートや担当者の変更が行いやすい(単一障害点がなくなる)
  • 重たいタスクを分割してチームで取り組めるので、一人が重たいタスクを抱える状況を防げる
  • チームとして開発速度を高めるための取り組みについて話す機会が増える
  • 設計や実装で困った時にアラートが上げやすい

デメリット

  • イベント(会議)が多いので開発に充てられる時間が減る

個人的にはデメリットよりメリットの方があるかなと思っています。スクラム開発を取り入れたことによりチームのモチベーションも上がったように感じます。

デメリットの「開発に充てられる時間が減る」に関してですが、確かに開発量自体は減るのですが、そもそもスクラム開発はアウトプットの量ではなくアウトカムの量を高める開発手法だと思っています。 その観点で言うとアウトカム量は減っていないように感じます。

個人的に嬉しかったエピソード

僕はWeb Unitのリーダーをしており普段チームを取りまとめることを役割としているのですが、僕がIVSという外部イベントに参加していた時にもチームが難なく回っていたことがとても嬉しかったです。 スクラムを取り入れたことでチームが主体的に動けるようになったと感じます。

まとめ

今回はYOUTRUSTのスクラム開発についてお話しさせていただきました。

各社でスクラム開発は取り入れられていると思うので、ぜひ意見交換させてもらいたいです。

最後に

YOUTRUSTではエンジニアを絶賛採用中です! この記事を読んで少しでも興味を持っていただけたり気になることがありましたら、ぜひカジュアルにお話しさせてください!

お待ちしております!!

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