こんにちは、YOUTRUSTでWebエンジニアとして働いているジョニー(YOUTRUST)です。
つい最近まで暑い日々が続いていたのですが、急に寒くなり冬の訪れを感じますね。
今回のお話
今回は、自社サービスを使ってみて見つかった課題を、KAIZEN Day を活用してカイゼンした話をしようと思います!
背景
これまでは、人事の方にスカウトやカジュアル面談などの採用活動をお任せしていたのですが、エンジニア採用をさらに加速させる目的で、私自身もスカウトを送ったり、カジュアル面談を行ったりしています。
「せっかくスカウトを送るなら自社サービスを活用したい!」ということで、YOUTRUSTを使ってスカウトを送っているのですが、実際に使ってみると色んな発見があって面白いです。
「この機能便利だな」という嬉しい発見もあるのですが、「意外とここが不便だな」とか、「もっとこういう機能があったら使いやすそうだな」といった改善点も見つかりました。
見つかった改善点に対して、弊社エンジニア組織で取り組んでいる KAIZEN Day を活用してカイゼンをしてみたので、今回はその話をしようと思います。
KAIZEN Day とは?
YOUTRUSTのエンジニア組織では、日々の業務時間内で着手しづらい開発に取り組む時間として、月に1回「KAIZEN Day」という日を設けています。 この日は通常業務をストップし、納期や優先順位を気にすることなく、エンジニア自身の判断で開発・改善できる日です。
実際に取り組んでいる内容としては、
- リファクタリング
- ライブラリのアップデート
- 細かい機能開発
- 気になる技術の学習やキャッチアップ
などが挙げられます。
以下の記事でも KAIZEN DAY の説明がされているのでぜひ読んでください!
見つけた改善点
今回は、「さくさくメッセージビルダー」という機能に対してカイゼンを行いました。
さくさくメッセージビルダーは最近リリースされたα版の機能で、AIを活用してスカウト文作成のサポートをしてくれる機能です。このサポートにより、よりよいスカウトを送れるようになるという優れものです。
ちなみに、さくさくメッセージビルダーはLLMの活用を目的に設立した新組織がリリースした第一弾の機能で、今後もLLMを活用して様々な機能をリリースする予定です。
さくさくメッセージビルダーには、「募集を選択するとその募集内容に沿ったスカウト文を作成する」という機能があるのですが、複数ある募集から選択したい募集を検索する機能がなかったため、募集数が多いと該当の募集が見つけづらいという問題がありました。
そこで、さくさくメッセージビルダー機能の中で、選択したい募集を検索する機能を KAIZEN Day を使って実装することにしました。
実装内容
やりたいこととしては、募集が持つタイトルや職種情報などをキーワードで検索したいというものでした。
そのため、バックエンド側とフロントエンド側で、それぞれ以下のような実装を行いました。
- (バックエンド)募集一覧取得APIにて、検索キーワードをリクエストパラメータで受け付け、募集タイトルや募集職種が検索キーワードに一致する募集を返却できるようにする
- (フロントエンド)検索キーワードを入力するためのテキストフィールドを配置する
- (フロントエンド)テキストフィールドに入力されたキーワードをリクエストパラメータに付与して、募集一覧取得APIを実行する
修正量としてはそれほど多くなかったのと、既存のAPIや既存のコンポーネントをうまく活用できたので、実装は1日の KAIZEN Day で行うことができました。
リリース
実際にリリースした機能としては、以下のようなものになっています。
検索キーワードを入力するためのテキストフィールドが新しく配置されています。
テキストフィールドにキーワードを入力すると、キーワードに該当する募集が検索されるようになっています。
「自分がスカウトを送る時により使いやすくしたい!」という目的で開発をしたのですが、社内で「便利!」という声ももらえて嬉しかったです。
まとめ
自社サービスを利用してみて見つかった課題を、KAIZEN Day を使って解決することができました。
今後も自分なりにサービスをより良くする方法を見つけて、一つずつカイゼンしていければと思います!
YOUTRUSTではサービスをより良くしていくために一緒に開発してくれる仲間を募集しています!もし話を聞いてみたいという方はご応募いただけると嬉しいです。