Metabaseの変数で、データ抽出の工数を削減できた話。

こんにちは。データアナリストのMomoko(YOUTRUST)です✨


データに関連する皆様!!!!
日々いろんな部署から「この数字見たい!」「あの集計を別の条件で見れない?」といった相談をもらうこと多くないですか?
その中でも同じような集計を条件だけ変えて作り直すといった作業を減らしたい…

今、そんなニーズに応えるのに弊社で活用しているツールがMetabase(メタベース)です。

Metabaseとは

オープンソースのビジネスインテリジェンス(BI)ツールで、
エンジニアやアナリストでなくても簡単にデータの可視化や分析が可能です。


Metabaseの機能の中でも私が特に助かっているのが、ネイティブクエリで変数を使用できる機能です。

実際の使い方

Metabaseでは、ネイティブクエリで変数を使用することで、
フィルターウィジェットやURLパラメータから渡された値をクエリ内に動的に反映させることができます。 たとえば、こんな感じです。

SELECT
  user_id,
  age,
  country
FROM
  user_data
WHERE
  signup_date BETWEEN {{start_date}} AND {{end_date}}
  [[AND country = {{country}}]]
--[[]] で囲むことでcountryは指定なしの場合でも抽出可能となります。



こうしておくと、Metabaseの画面上で「開始日」「終了日」「国名」などをフォーム入力できるようになり、
条件を入力/選ぶだけで簡単に結果が表示されます。
「期間を変更して見たい」「前回はアメリカのデータを分析して、今回は日本のデータを分析したい」といったニーズに、
SQLを書き直さずに対応可能になります🙆‍♀️

使ってみて

  • よくある「集計パターン」が社内にテンプレート化され、繰り返しの依頼が激減!
    依頼する側も「データをすぐに見られて助かる!」という反応で、アナリスト側としても「とてもありがたい!」の一言です。
     
  • 分析に集中できる時間が増えた
    単純な条件変更などの作業が減ったことで、分析そのものに集中できる時間が増えました。

おわりに

今回のMatabaseの変数機能だけにとどまらず、
AIツールを活用したデータ抽出のオンボーディングや
SQLの講座などを実施し、
組織の全員がデータを活用しやすい環境やデータ活用の文化の定着を目指していきます✊