FlutterKaigi 2024に参加してきました!

こんにちは、アプリチームの朝日(YOUTRUST / X)、ルーカス(YOUTRUST / X)、優依那(YOUTRUST / X)です。

11月21日と22日に、FlutterKaigi 2024が有明セントラルタワーホール&カンファレンスで開催されました。

YOUTRUSTのアプリはFlutterを使用して開発しています✨ Flutterコミュニティをさらに盛り上げるため、今回はGoldスポンサーとして協賛させていただきました!

とても素晴らしいイベントでしたので、この記事を通じて私たちの感想を共有したいと思います。

YOUTRUSTブース

FlutterKaigiは、さまざまな開発者が交流したり、発表を見たり、楽しめるイベントです。参加者は300人から400人ほどにのぼり、今年は昨年よりさらに規模が大きくなりました。また、海外からのサポートも増え、Codemagic*1RevenueCat*2からご協力をいただきました。

弊社チームでは、朝日がスタッフとして運営に携わり、ルーカスは登壇者として発表を行いました!

当日の雰囲気について 執筆者:優依那

今年は2つのスポンサーブースと2つのセッションルームが設けられ、1日目・2日目ともに10を超えるセッションが開催されるなど、内容の濃いプログラムが展開されました。多くの参加者がそれぞれの視点からFlutterの魅力を共有し合う場となり、活気と学びに満ちた時間が流れていました✨

FlutterKaigi初参加の私は、以前から記事などで学ばせていただいていた憧れの方々と実際にお会いできて終始興奮していました😳! 勇気を出して話しかけることができ、非常に貴重で忘れられない経験となりました💛

ブースについて

ブースではYOUTRUSTのサービスの紹介やユートラクイズで参加者の方とたくさんお話をしました! ちょうど1週間後に弊社主催のテックカンファレンスを控えていたのでイベントのご案内もさせていただきました✨

YOUTRUSTブース

11月30日(土)にプロダクトヒストリーカンファレンスを開催します!
著名な企業のプロダクト開発の秘話が聞けるイベントとなっておりますのでぜひご参加ください👇 オンラインもオフラインも無料でご参加いただけます🙆‍♀️

lp-a.youtrust.jp

セッションについて 執筆者:ルーカス

すべての発表をまとめると記事が長くなりすぎるので、特に印象に残ったものについて書きたいと思います。

守谷さんのSkiaとImpellerのトークを見に行きました。SkiaとImpellerはFlutterの描画エンジンであり、複雑なテーマなので、実際のAndroidやiOSでの実装方法について話を聞けてとても参考になりました。両方とも、Androidの場合はVulkan*3を、iOSの場合はMetal*4を使っています。Flutterは最近、Googleが実装していたグラフィックスエンジン「Skia」から「Impeller」へ移行しました。さまざまな理由がありますが、最大の理由の一つは「Shader compilation jank」*5が原因で、特にiOSでアプリが遅くなる問題が発生していたことです。そのため、Impellerを開発し、導入することが最適だと判断されました。

処理の流れ

守谷さんは発表の中で、すべてのウィジェットからSkiaやImpellerまでの処理の流れを説明されました。特に知らなかった点は、コードがレイヤー層に到達した段階でC++に変換されることです。

レイヤー層

また、オペレーションレイヤーの存在を知りませんでした。そこでは、Flutterとは逆に、さまざまな命令型(imperative)コマンドが送信される仕組みになっています。

オーペレションレイヤ

個人的にもう一つ面白いと感じた点は、VulkanとMetalは異なるAPIであるにもかかわらず、次の画像を見ると、かなり似たような処理を行っていることです。

ネイティブのレンダリング

運営として 執筆者:朝日

今回も、運営としてFlutterKaigiに参加してきました。
とはいえ、なかなかミーティング等に参加できず、ゴースト部員ならぬゴースト運営になってしまったことはとても心残りです...。

運営メンバーのもぐもぐさんが素晴らしいQRコードリーダーを作ってくださったおかげで、受付がスムーズになりました。
また、スポンサーブースのスタンプラリーからプレゼント企画が始まるなど、イベントをより盛り上げる工夫も増えました。

回を重ねるごとに運営メンバーのスキルが向上し、それに伴ってイベント自体にも箔が付いてきているように感じます。

私は主に受付業務(誘導を含む)を担当していました。
余談ですが、会場へのエスカレーターを登る時点でほとんどの方がQRコードを用意されており、皆様の準備力に勝手ながら感心していました笑

途中からは受付の業務が落ち着いてきたため、いろいろなスポンサーブースの方と挨拶をさせていただきました。
また、弊社YOUTRUSTもブースを出していたため、途中からはブースに立ち寄り、皆さんとお話させていただきました。 立ち寄ってくださった方々、そしてプロダクトヒストリーカンファレンスのチラシを受け取ってくださった皆様、本当にありがとうございました。
そして何より、最近増えた仲間がブースを盛り上げてくれて、とても心強かったです。ありがとう!

登壇したこと 執筆者:ルーカス

今回、僕のプロポーザルがFlutterKaigiに採択され、とても良い体験になりました。今年は3回登壇しましたが、日本語で発表することにはまだ緊張します。ですので、採用されたメッセージをいただいたときから、早速スライドとスピーチを用意しました。発表のタイトルは「僕のstate restorationアカデミア」でしたので、アニメぽいスライドを作ってみました。割とアニメと合ってると思います!

登壇内容がYouTubeにあるのでぜひ見てみてください✨ 8:16:48〜

https://www.youtube.com/live/Guljzr9a3jg?si=Va2izQCAEQtkFG7z www.youtube.com

アフターパーティー

懇親会ではフィンガーフードやドリンクが提供され、リラックスした雰囲気の中で多くの参加者が集まりました。会場が満席になるほどの盛況ぶりで、軽食を楽しみながら新たなつながりが生まれる貴重な機会となりました!

おわりに

今回イベントに参加したことで、新たなインスピレーションやアイデアを得ることができ、さらにFlutterを通してさまざまな繋がりを感じることができました! このような体験ができたのも、主催者の方々や協力企業の皆様、イベントにご尽力してくださった運営の方々、参加してくださった皆さんのおかげです。 FlutterKaigi 2024で得た知識やつながりを今後のプロジェクトに活かし、次回のFlutterKaigiでまたお会いできることを楽しみにしています!

FlutterKaigi 2024 参加者

YOUTRUSTではエンジニアを募集しています。興味がある方はぜひご応募ください✨

herp.careers

*1:CI/CDサービス

*2:モバイル開発者コミュニティの中で、サブスクリプション機能の実装に便利なサービス

*3:高パフォーマンスの 3D グラフィックを実現する、低オーバーヘッドのクロス プラットフォーム API です

*4:緊密に統合された最新のグラフィックスおよび計算API

*5:アプリを初めて使用する際に、すべてのシェーダーをロードする必要があるため、時間がかかる現象