🚀 はじめに
こんにちは。YOUTRUSTでエンジニアをしている平野(YOUTRUST / X)です。
今年3月(2025/03)に入社し、もう少しで半年が経とうとしています。
今回は初めてのテックブログですが、入社して間もないタイミングで任せていただいた先日リリースした新サービス「YOUTRUST SALES」の開発について、振り返りをまとめました。
新規事業の立ち上げということで、仕様が固まりきっていない状態からのスタートだったり、ほぼひとりで全体の開発を担ったりと、正直プレッシャーも大きかったのですが、それ以上に得られた学びが多く、今の自分にとってとても大きな経験になりました。
この記事はあくまで個人の振り返りですが、同じような経験をされている方や悩みを抱えている人の参考になれば嬉しいです。
🎯 プロジェクトの背景と目的
今回担当したのは、先日リリースされた YOUTRUST SALES の開発です。
「YOUTRUST SALES」は、キーパーソンへ直接メッセージを届けるセールステックサービスです。
YOUTRUSTのプラットフォーム上にて営業ターゲットの母集団を形成し、メッセージ送信からステータス管理までワンストップで実施可能になります。

※ サービス詳細・お問い合わせはこちら
開発対象の範囲も広く、既存HRサービス同等の物量だったため大きな責任を感じながら取り組んだプロジェクトでした。
🛠️ 開発内容の全体像
⏰ スケジュールと体制
今回の新規事業はリリース日が予め決まっており絶対に遅延できないかつ開発期間が約2ヶ月とかなりタイトなスケジュールでした。
体制はWebエンジニア2名、Appエンジニア1名、PdM1名、デザイナー2名でプロジェクトを進めました。
具体的なスケジュールは先輩エンジニアが一緒に引いてくれたものの、タスクの詳細や着手のタイミングは自分で判断する必要がありました。
📋 仕様策定の進め方
開発の序盤では、まだ仕様が完全に固まっておらず、確定している部分から順次着手するしかありませんでした。
未決定の仕様については、PdMと密にディスカッションを重ねながらスコープを都度調整しながら進めました。
幸い、対面でのコミュニケーションが多かったため、細かい仕様の相談やビジネス側の意図をすぐに確認できたのは良かったと思います。
🤝 他チーム連携での課題
実装だけではなく、アプリチームやQAを委託している会社さんとの連携、改善要望の整理と優先順位付けなども対応する必要がありました。
特に弊社のAppチームはチーム専属でいるわけではなく、複数案件を横断で抱えるチームのため、依頼の粒度や優先度の明確化、早めの頭出しが必要でしたが、当時はその余裕を作れず、依頼が後手に回ってしまいました。
💻 技術的な苦労
さらに技術的にもスコープが広く、フロントエンド・バックエンド・インフラ全般のドメイン理解やアーキテクチャ理解が浅い状態でのキャッチアップにはかなり苦労しました。
アーキテクチャ理解が浅いまま全体を1人で進めるプレッシャーと、コードを読んでも理解に時間がかかるのにインプットの時間が取れないというジレンマが一番しんどかったです。
心が折れそうになったこともありましたが、絶対に諦めない気持ちだけは切らさず、最後までやり抜きました。
🔧 プロジェクト推進での工夫と試行錯誤
技術的なキャッチアップの観点では、以下のような工夫を重ねました。
📚 コードから学ぶ
アーキテクチャやデータの流れを把握するため、関連機能のコードを徹底的に読み込みました。
最初は全体像が見えず混乱しましたが、実際に動いているコードから設計思想や実装パターンを体感的に理解できるようになりました。特に、AIを活用することで理解が格段に加速しました。
🔍 PRを読み漁る
特に類似機能のPRを遡って、どのような命名・設計方針・レビューコメントがあったかを学びました。
コードだけでなく、なぜその実装にしたのかという議論の過程や、レビュアーがどんな観点で指摘しているかを知ることで、自分が書くコードの品質向上に直結しました。
✅ セルフチェックリストの作成
最初の頃は同じ指摘を何度も受けることが多く、技術的な内容だけでなく、命名やコメントの書き方なども含めて繰り返し注意されていました。
これをきっかけに、指摘されたレビュー内容を全部記録し、次回以降のセルフチェックリストとして活用することにしました。「同じ指摘を二度と受けない」を目標に、指摘内容をカテゴリ別に整理して、PRを出す前に必ず確認するようにしました。
これにより、レビューの質が向上し、先輩の時間も無駄にしないようになりました。
加えて、レビュー文化のありがたさも実感しました。
先輩がとても丁寧にレビューしてくださって、「なぜその設計がよくないのか」「どうすれば負債になりにくいか」を毎回言語化して伝えてくださり、自分の中でもだんだん設計判断の軸が育っていきました。
特に印象的だったのは、「その場で指摘された箇所だけでなく、同様の設計ミスが他にもないかを必ず確認するべき」という指摘でした。確かに、1つ指摘されたら類似ケースがあるかも、と広げて考える力は自分に足りていなかったと痛感しました。
また、他の人のPRも積極的に見るようになり、そこでのレビューコメントから自分に活かせることがたくさんあることに気づきました。最終的には、受け身ではなく「自分の意見・不安」をコメントに残してレビュー依頼するようになり、より建設的な議論ができるようになったと思います。
⚖️ 技術的負債との向き合い方
開発中、既存コードでリファクタが必要な箇所をいくつか発見しました。時間がなくてもそのまま踏襲するのではなく、負債を解消してから実装を進める判断をしたのですが、結果的にスケジュールが押してしまいました。
開発していく上で常に負債を返済していく意識は重要ですし、将来的な保守性を考えればリファクタは必要な判断だったと思います。
ただ、そこまで頭が回らず事前にスケジュールに組み込めていなかったのが反省点です。
負債と向き合う姿勢は保ちつつ、もっとスケジュールに余裕を持っておくことの大切さも学びました。
🎉 成功体験と成長実感
リリース直後、社内メンバーから多くの労いの言葉をもらえたのがとても嬉しかったです!

またセールスチームから「いきなりアポが取れました!」という声をもらうことができ、「実際に使われて、価値を出せている」と実感できる体験になりました。
このためにエンジニアをやっているんだなとエンジニアリングの面白さとやりがいを再認識した瞬間でもありました。
今回の開発を通じて、単一機能ではなく、横断的な範囲の開発に関われたことで、以下のような成長を実感しています:
- アーキテクチャの理解が大きく進んだ(限定的な開発だけでは得られない視点)
- PdMや他チームとの連携の重要性と難しさを体感できた
- チームでプロダクトを育てる意識と視野を持てるようになった
- ビジネス目線を持ちながら開発を進められるようになった
📝 課題と学び
もちろん成長できた部分もありましたが、課題や学びになることもたくさんありました。
🎫 チケット管理
今回のプロジェクトの開発メンバーが少なかったこともあり、粒度が粗いチケットしか切れておらず、切り出して他人にお願いしづらい状態でした。
最初の頃は問題なかったですが、リリースが近くになりスケジュールがギリギリになったタイミングで、チケット管理の甘さが自分を苦しめたなと感じています。
脳内だけでタスク管理してしまい、「この一部だけお願い」ができない状態でした。結果として属人化してしまいました。適切な粒度でチケットを切り、切り出しやすい開発体制をつくることが重要だと痛感しました。
⚠️ リスク共有
今回本リリースの1ヶ月前に社内限定リリースを実施しました。
当日はセールスメンバーなどのお触り会なども予定されており、社内リリースは時間厳守で実施される必要がありました。
しかし当日のリリースフローのスケジュール管理が甘く、リリースが遅れ他部署に迷惑をかける形となってしまいました。
この原因は当日のリリーススケジュールの準備不足、想定される最悪のケースが発生した場合のリカバリーフローなどの検討が漏れていたことにあります。
この反省もあり、本リリースでは何事もなくリリースすることができましたが、想定される最悪ケースと対応フローを事前に洗い出して対応計画を握る重要性を痛感しました。
👋 巻き込み
冒頭でも一部触れましたが、今回の開発はアプリ側の改修も必要でした。
Web側に比べると物量は多くないものの、複数のタスクがあったのでアプリチームへも実装依頼を行う必要がありました。
しかしスケジュール管理不足からアプリチームへの依頼が遅れ、後から割り込み調整になってしまいました。専任チームがいない中、頭出し・粒度整理が間に合わず、ギリギリ対応で迷惑をかけてしまったことを反省しています。
専任チームがいないという状況を理解した上で、なるべく早く頭出しや共有をしておくことで未然に防げた事象だと反省しています。
早いに越したことはないですし、他チームとの巻き込み力等もエンジニアとして必要なスキルだと感じました。
🌟 おわりに
入社1ヶ月で新規事業を任された時は、嬉しさ以上に不安な気持ちの方が大きかったです。
でも、「これをやりきったら絶対に成長できる」と信じて食らいつき、たくさんの壁にぶつかりながらも、最終的にはやりきることができました。
弊社には「やりきってるか?」というValueがあります。Valueの詳細については こちら をご覧ください!
まさに「やりきってるか?」を体現できた2ヶ月だったのではないかと思っています。
この期間で得たものは、単なる技術スキルではなく、プロダクト開発に対する姿勢や、チームとの関わり方、自分なりの開発スタイルだったと思います。
またYOUTRUSTに入社してから半年弱ですが、Valueを体現しているメンバーばかりで尊敬するばかりですし、一緒に働けることが誇らしいくらい最高のメンバーばかりです。
いままさにYOUTRUSTでは様々な新しいプロジェクトが進行中です。今回の経験で学んだことを活かしながら、さらに面白いプロダクトを開発していく予定なので、ぜひお楽しみにしていてください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!