2025年9月1日。この記事を公開する今日、私はエンジニアになってちょうど1年を迎えました。
プログラミングのプの字も知らなかった私が、
未経験からエンジニアになった経緯や実際に業務に入って感じたことを書こうと思います。
AIの発達などにより、私の転職時期と状況がだいぶ変わっているので、
転職活動そのものに直接役立つ内容というよりは未経験が実際に業務に入って感じたことを記載しています。
これからエンジニアを目指そうとしている方の参考になれば嬉しいです!
これまでの経歴
ケーキ屋さんやパン屋さんや美容部員をやっていました。
詳しくはYOUTRUSTのプロフィールに記載しているので気になる方はそちらをご覧ください。
私はこれまで、大学を出ていたわけでもなければ、インターネットの知識もゼロでした。
あったのはそう、転職のために借りパクした妹のパソコンと、エンジニアになりたいという根性だけ。
エンジニアへの転職はゼロというより、マイナスからの挑戦でした。
未経験からエンジニアになるためにやったこと
エンジニアの知人に相談し、 Flutterというフレームワークで開発しようと決めました。
その方には、私が希望するような環境の企業に就職するのは、
未経験からでは正直難しいだろうと伝えられましたが、一緒に戦略を考えてくれました。
エンジニアは専門職であり、新卒採用を除けば、未経験で就職するハードルは他の職種よりも格段に高いです。
どれだけ独学で知識を身につけても、未経験というだけで書類選考の段階で落とされてしまうことがほとんどです。
また、私は当時29歳という年齢だったこともあり、最短で転職を成功させる必要があったので、
プログラミングスクールには通わず、完全に独学で行うことを決めました。
「個人開発のアプリを2ヶ月でリリースすること。」
当時はAIが今のように自立型で実装できるほど発達していたわけではないので、
未経験から独学で、しかも2ヶ月でリリースできたというパワーワードがあれば書類選考で目に留めてもらえる企業があるかもしれない。
それを目標に勉強をスタートしました。
最初の2週間はプログラミングの基礎的な学習をするためにProgateを利用し、最低限の知識を身につけました。
その後は、「学んでから作る」ではなく、「作りながら学ぶ」スタンスで開発に取り組み、
その結果、目標の期日内にアプリをリリースすることができました。
ポートフォリオを作成する時に大事にしていたことは、
どれだけ便利な機能や高度な技術で開発するかということよりも、
期限内に実務で求められる最低限の機能を形にするということでした。
そのための計画力や最後までやり切る力を示すためのポートフォリオを作成するという目的をぶらさないよう意識していました。
エンジニア1年目、想像と現実
「最初の1年は苦しいと思うから頑張ってね…」
これは、エンジニアになる前に知人からもらったアドバイスです。(鬼畜…)
YouTubeなどで発信されているエンジニアの方々も同じようなことをおっしゃっていたので、ある程度は絶望しながら覚悟を決めていました。
でも、実際にやってみた私の感想としては――想像していたよりも大丈夫だったという印象です。
もっと何もできずに苦しむことを想像していたのですが、AIの存在もありましたし、
朝日さんという上司にも恵まれ、ドイツ人のルーカス、台湾人の葉くん、日本人成人男性の岡さん、
そんな最高にダイバーシティな環境で、周りの温かいサポートを受けながら思っていた以上にスムーズにキャッチアップすることができました。
自分なりに工夫して行ったこと
🗣️Working Out Loud
自分の思考や作業の過程をチームメンバーにオープンに共有し、見える化する働き方のことです。
私はSlackに専用チャンネルを作り、今取り組んでいる作業内容や進捗、迷っていること、疑問点などを「実況中継」するように発信 していました。
🏋️♀️すぐに成果を出せることは全力で取り組む
未経験の自分がいきなり開発で大きな成果を出すのは難しいですが、だからこそ今できることには全力で取り組むと決めていました。 特に、イベントや登壇など開発以外の領域 であれば、自分の強みを活かしやすく、 チームや会社に貢献できるチャンスになるので、積極的にチャレンジしてきました。
楽しかったこと、大変だったこと
楽しかったこと
💡 自分のアイデアがサービスに反映されたこと
弊社では「ドッグフーディング」と呼ばれる、自社サービスを自分たち自身で利用し、
そのフィードバックをもとに改善提案を行う取り組みがあります。
そこで私が発表した案が採用され、仕様の検討からデザイン、そして実装まで一貫して任せていただけることになったのがこの1年で一番嬉しく、楽しかった経験です。
自分のアイデアがサービスの一部になることにとてもやりがいを感じました。
また、こうした挑戦の機会を与えてもらえるという前向きな雰囲気は、
YOUTRUSTならではの社風だと強く感じています。
📱開発した機能について
ユートラストのユーザーのQRコードをスキャンすると、
スキャンしたユーザーのアイコンとユーザーネームが
リアルタイムでスキャンされた側の画面に表示されます。
オフラインでもスムーズに相手のプロフィールへアクセスできる体験を実現しました。
📝 記事執筆・登壇に挑戦できたこと
当初は「自分は未経験だし、経験のあるエンジニアの方々の前で話すなんて…」と内気になる気持ちもありましたが、
アウトプットすることが成長につながる!と割り切り、思い切って挑戦しました。
実際に記事を書いたことで知識が整理され、自分の理解度を客観的に確認できましたし、
登壇では人前で話すプレッシャーを乗り越えたことで自信がつきました。
なにより嬉しかったのは、登壇内容について質問をいただいたり、「YOUTRUSTで登壇されてましたよね?」と声をかけていただけたことです。 同じ技術に興味を持つ方々とのつながりができたのは大きな収穫でした。
大変だったこと
みんながいってる言葉がわからなかった
入社当初は本当に何を言ってるかわかりませんでした🙂
専門用語が多いですし、基本横文字なので宇宙に来たような感覚でした👩🚀🪐
分からない単語はその場で質問したり、Notionにメモして後で調べて定期的に見返すなどして、少しずつ理解できるようになりました。
最後に…
この記事を読んでいる方の中には、全くの未経験から私と同じくらいの年齢でエンジニアを目指している方もいるかもしれません。客観的に見ると本当に難しいことだと思います。
でも、迷うならやった方がいいです。
1年前の私がもし就職活動に失敗していたとしても、 開発の知識や0の状態から何かに挑戦した経験は無駄にはならないし、 その知識や姿勢は必ずどこかで活きると信じています。
そして何より、開発はめちゃくちゃ楽しいです!
不安もあると思いますが、一人でも誰かの踏み出すきっかけになってもらえたら嬉しいです。
YOUTRUSTではエンジニアを募集しています! 興味がある方はカジュアル面談からでもOKなのでぜひ✨